富士学院の特徴を理解しておきたい

予備校には、様々な種類のものがあります。
少子化とは縁がなかった第二次ベビーブームが受験生の頃はかなりの予備校が乱立しました。
ところが、その後子供の数が減少していき、最近では予備校も潰れるところが少なくありません。
そこで最近の予備校では、様々な試みを行っています。
それは、それぞれの特徴を明確にし専門分野を明らかにすることです。
そんな中で、富士学院と呼ばれる予備校はある分野を得意としています。
それは、医学に関する大学に合格しやすい予備校であることです。
このような特殊が明確になっている予備校は、入ってくる生徒数が限られますが確実に集客をすることができるでしょう。

富士学院の指導方法

では、これから富士学院に入学したい場合どのようなことを理解しておいたらよいでしょうか。
まず知っておきたいのは3種類の指導方法があることです。

個人指導

1つ目の指導方法は、個人指導と呼ばれるものです。
一昔前は、予備校に個人指導と呼ばれるものはありませんでした。
多くの生徒がいたときには、いちどに300人程度を集めてそこで一斉に講義を行ったわけです。
個別指導などを行うよりも、たくさん集めて大教室で講義を行った方が確実にお金儲けをすることができるからです。
ところが、少子化の影響により大きな教室でも人が入らないようになりました。
絶対数がそもそも第二次ベビーブームが受験生の頃とは異なるからです。
頭を悩ませた予備校の多くは、個別指導に注目し始めました。
顧客が、大教室で授業を受けるよりも個別指導で細かいところを指導してほしいと考えていることを理解したからです。
当然富士学院も、その流れに乗り個別指導を行っています。
実はこの個別指導と言うのも、いくつか形があり例えば先生1人に対して生徒が1人のマンツーマン形式のものや、先生が1人に対して生徒が3人いる形式のものまで様々です。
富士学院が行っているのは、先生と生徒が1人ずつのマンツーマン指導と呼ばれるものです。
マンツーマン指導の特徴は、その人の弱点を把握しやすいだけでなく弱点の克服も比較的容易なことです。
集団授業と比較したらわかりやすいかもしれませんが、集団授業の場合はその生徒の苦手なところだけを行ってくれるわけではありません。
最大公約数的に生徒が必要としている部分を教えていくためです。
そもそも、個別指導を行うのは集団授業では不可能と言えるかもしれません。
個別指導では、一人一人のカリキュラムが存在します。
その日に行った学習だけでなく、どのような計画を立てていけばその受験生が合格することは可能になるかをカリキュラムの中に落とし込んでいくわけです。
そうすると、現在やらなければいけないところが明確になるでしょう。
例えば、現在40点しか取れていない生徒が合格点である60点まで引き上げるために何が必要で何が必要でないのかを明確にしていきます。
そして、必要な部分を集中的に行います。
結果的に、より合理的に時間を使うことができるでしょう。

期間限定特別講習

2つ目の指導方法は、期間限定特別講習と言われるものです。
期間限定特別講習とは、夏休みの間だけあるいは冬休みの間だけのように、長い休みがあるときにのみ受講してもらう形式です。
他の学校ならば、夏期講習会と言う言葉を使うことが多くなります。
実質上どちらも同じものと考えて間違いありません。
このような授業を受けたい生徒は、ピンポイントだけ学習したい生徒と言えるでしょう。
もちろん通常授業をとっている生徒も、ピンポイントで学習したい場合や復習したい場合は、この講座を取っても問題ありません。

富士ゼミ

3つ目の授業形態は、富士ゼミと呼ばれるものです。
富士ゼミとは、4つのコースが用意されており1年間を通じて医学部に合格するために必要な勉強していくものです。
少人数クラスを採用しているため、個別指導ではありませんが昔ながらの大教室で行う形式ではありません。
そもそも、医学部予備校で大教室を所有しているところは少ないと言えるかもしれません。
一般的には、このコースが比較的安く少なくともマンツーマン授業の半分程度の授業料で受講することができます。
結果的に、弱点はある程度自分で学べるけども全体を通じて学習したいと考えている生徒にとっては、魅力的な勉強が出来るかもしれません。

富士学院の学費について

では、学費はどのようになっているかも気になるところです。
学費に関しては、他の予備校と比べるとわかりやすいですが、特に高額なわけではありません。
もちろんマンツーマン授業を全て取り続けていれば1回の授業料は5000円以上になる事が多いため、その分費用は高くなります。
しかし、富士ゼミや夏期講習の場合には大きな負担になる事は少ないでしょう。

まとめ

合格率も気になるところですが、基本的に大志望に合格する生徒は50%程度と言われています。
そして、毎年何らかの医学部に合格する生徒は80%と言われており、通常の医学部の合格倍率を考えれば、比較的高いといえます。